北部エリア
ハミ塚古墳
(はみづかこふん)

― この地域で最大の大型方墳 ―



正面から見たハミ塚古墳(中央は石室の復原)



コンクリートで表示された石室



東から見たハミ塚古墳の現状
(手前の道路は名阪国道の北側側道)

 「大国見山展望コース」と「山の辺の道(北)コース」が近くに設定されています。古墳は国道169号線と名阪国道の交差点から東へ約1.8q進んだ、名阪国道北側の道沿いに所在します。車であれば、名阪国道天理東インターで降り、インター北側の側道を西へ進むとすぐの場所です。

 古墳のすぐ南側を高瀬川が流れ、北側には岩屋丘陵が東西に延びています。

 岩屋古墳群に属します。墳丘の南側や石室が道路で削られていますが、現在はコンクリートで石室が表現されています。
 1995年と1997年の発掘調査で、周囲に濠を持つ二段築成の方墳と判りました。墳丘の規模は東西約46.7m、南北約44.1mと復元されています。時期は6世紀末から7世紀初頭(古墳時代終末期)で、石舞台古墳と同時期の古墳です。埋葬施設は南側に通路を持つ横穴式石室で、石室の残存長は約12m、玄室の長さ約5.7m、奧壁幅約3mを測ります。また、石室は巨大な花崗岩の切石で築かれ、表面には漆喰が塗られていました。
 石室の床面では、白色と黒色の玉砂利が見つかっており、床面に満遍なく敷き詰められていたようです。さらに、石室の中央には内面を多量のベンガラで塗った凝灰岩製の家形石棺がありましたが、上部は盗掘で破壊されていました。

 7世紀初頭の古墳としてはこの地域で最も大きな方墳です。被葬者は布留遺跡を統括していた物部氏と考える説や、ワニ氏の流れを汲む人物の墓という説がありますが、定かではありません。


 ハイキングエリア : 「大国見山展望コース」
 所在地 : 岩屋町
 駐車場 : 無し
 休憩所 : 無し
 トイレ : 無し