東部エリア
氷室神社
(ひむろじんじゃ)

― 氷の神様を祀る神社 ―



鳥居と参道



拝殿



拝殿に安置された御輿



秋季大祭に行われる御輿渡御

  天理駅から「六郷小学校」行きの奈良交通路線バスに乗り、「淨土」で降りますが、1日に1、2本しか運行されていません。車の場合は、名阪国道を東へ進み、福住インターで降ります。インターから北、淨土の三叉路を左へ進むと、すぐに氷室神社の鳥居が見えてきます。

 神社の周りは鬱蒼とした森に覆われ、古社の趣が伝わってきます。また、本殿近くの杉は真っ直ぐに伸び、その高さに圧倒されるくらいです。

 氷室神社の祭神は、現在、闘鶏稲置大山主命(つげいなぎ)・大鷦鷯命(おおささぎ)・額田大中彦命となっていますが、昔から「氷の神」を祀る、我が国でも大変珍しい神社として有名です。
 明治維新の動乱で古文書類がほとんど散逸しており、詳細なことは分かりませんが、社伝によると、允恭天皇の時(430年)の創祀と伝えられています。
 古代、この地域は「闘鶏(つげ)」・「都祀(つげ)」の国と呼ばれていました。皇族が狩猟をする地でしたが、氷を夏場に朝廷へ献上する土地でもありました。冬場に池で作られた氷は、「氷室」という穴を掘って造った室に収めて保管されましたが、神社の近くでは今でも氷室の跡である大きな窪みを見ることができます。
 氷を献上するに至った起源として、仁徳天皇62年条に、額田大中彦皇子が闘鶏で猟をした際、氷室の存在を知ったことが始まりと「日本書紀」には書かれています。
 氷室神社が皇室への氷献上と深く関わり、祀られた神社であることがよくわかります。

 毎年7月には「献氷祭」、10月には秋季例祭が行われます。秋季例祭では御旅所まで神輿渡御が行われます。
 また、秋季例祭は2007年から10月中旬の祝祭日に開催されるようになり、見学する人が増えてきました。


 ハイキングエリア : 「道安の郷コース」
 所在地 : 福住町浄土
 駐車場 : 無し
 休憩所 : 無し
 トイレ : 有り