中部エリア
良因寺跡
(りょういんじあと)

― 小野小町も訪れた寺 ―



厳島神社入口



厳島神社横にある良因寺についての説明版



小野小町が詠んだ歌の石碑

 石上神宮の西側にある二車線の道路を北へ進むと布留川にかかる橋に至ります。この橋を渡り、信号のある交差点を過ぎた右手(東側)に良因寺はありました。

 良因寺があった一帯は道路よりやや高くなっています。現在は住宅地になっており、寺関係のものは残っていません。

 別名、「良峯寺」、「石上寺」とも呼ばれ、今でも西塔、堂ノ前、堂ノ垣内、堂ノ後などの字名が近くに残っています。
 道路沿いに所在する厳島神社から北北東約100mの場所では三十数年前に発掘調査が行われ、良因寺に関わる遺構や遺物が見つかっています。
 寺の詳細は不明ですが、天保2(西暦1831)年の文献に寺名があり、江戸末期までは存続していたようです。
 小野小町が遍昭のいる良因寺を訪ね、二人で詠んだ歌が「後撰集」に残っています。
 遍昭は平安時代前期の歌人で、六歌仙・三十六歌仙の一人です。俗名は良岑宗貞(よしみねのむねさだ)といい、桓武天皇の孫にあたります。
 小野小町は現在でもよく知られた著名な人で、平安時代前期の六歌仙・三十六歌仙といわれた女流歌人でした。

 現在、良因寺の面影を見ることができませんが、道路沿いにある厳島神社には二人が詠んだ歌を記念して、石碑が据えられています。


 ハイキングエリア :
     「山の辺の道(南)コース」
     「山の辺の道(北)コース」
     「大国見山展望コース」
 所在地 : 布留町
 駐車場 : 無し
 休憩所 : 無し
 トイレ : 無し