天理市立黒塚古墳展示館        

  利用詳細

   開館時間/午前9時〜午後5時まで
   休館日/毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、祝日、年末年始(12月28日〜翌年1月4日)
   入館料/無料
   交  通/@JR桜井線柳本駅下車。東方面から徒歩約5分。
           AJR天理駅・近鉄天理駅から奈良交通
             バス桜井駅行きで柳本停留所下車。西方面徒歩約5分。
   駐車場/国道169号線沿い、西側のコンビニ「サークルKサンクス」内にあります。
           西方面徒歩約5分。
   住  所/〒632-0052 奈良県天理市柳本町1118-2
                   TEL・FAX 0743-67-3210






   周辺のスナップ
 正面から見た展示館です。  正面玄関を入ってすぐ。中央の床面には天理市の全域を移した航空写真があります。奧は受付カウンター。

 石室から出土した鉄製品。  原寸大に復元された竪穴式石室。

 2階の様子。上からも石室の姿を見ることができます。左の奧は出土した鏡(レプリカ)の展示ケース。  2階から見た石室の全体。

  展示館の横から見た黒塚古墳の後円部。墳頂部まで階段と手すりが整備されています。   後円部墳頂部の様子。説明版が設置され、石室の位置や出土状況を写真で紹介されています。





   黒塚古墳は古墳時代前期に造られた前方後円墳です。年代的には3世紀後半から4世紀と推定されています。 全長は130mで、周りには「周濠」と呼ばれる池に囲まれています。
 平成9年と10年に大和古墳群学術調査委員会(奈良県教育委員会文化財保存課・奈良県立橿原考古学研究所・天理市教育委員会で構成)が調査を行い、竪穴式石室や石室から延びる排水溝などを検出しました。
 石室内には粘土を敷き詰めた上に、クワの木をくり抜いて作った長さ約6m、幅約1mの割竹形木棺が据えられていました。木棺の中には水銀朱がまかれ、調査時には鮮やかな赤色を呈していたそうです。
 出土した遺物には鏡や鉄製品があります。
 鏡は全部で34面あり、木棺の中から画文帯神獣鏡が1面、立った状態で出土しました。他の33面は三角縁神獣鏡で、木棺の北半分から木棺を取り囲むような配列で出土しました。
 鉄製品には刀剣・鉄鏃・武具・工具・U字形鉄製品などがあります。
 このように、黒塚古墳では石室をほとんど埋葬時に近い状態で検出することができましたが、これは石室築造後の早い段階から崩壊が進んだためのようです。調査では中世以降の大きな盗掘坑がいくつか確認されています。盗掘者は石室の崩壊状況を見て、すでに盗掘を受けているものと思い諦めたものと思われます。
 黒塚古墳から出土した三角縁神獣鏡の数は、盗掘を免れたおかげで古墳も含め、発掘調査で出土した枚数としては、日本一となりました。
 この三角縁神獣鏡は、中国・魏で作られ邪馬台国の女王・卑弥呼がもらったものという説が考古学者の中では根強くあります。今後の研究が待たれますが、大和王権との関わりでも大変重要な古墳と言えます。



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