ここが見どころ 観光スポット
ぞうりんじ蔵輪寺
山田道安の菩提寺
婆羅門僧正が建立した寺で、室町時代の様式を遺しています。本尊は地蔵菩薩半跏像。山田道安(どうあん)の菩提寺としても有名です。
道安はこの地を治めた人で、すぐ西側の山田岩掛城の城主でした。本名は山田民部大輔順貞で、後に道安と号し、絵画・彫刻に秀でた作品を残しましたが、残念ながらその多くは散逸しています。代表作は鐘馗図(鎌倉円覚寺所藏・重要文化財)です。
永録10年(1567年)に東大寺大仏殿が焼かれた時には、請われて大仏修理を行っています。その時、授けられた東大寺観音像(重要文化財)は現在、奈良国立博物館に寄託されています。
天正元(1573)年に没するまでの10年間、この寺に居住していました。本堂の裏には山田氏一族と、道安父子の墓が残っています。
ちなみに道安の妹は大和郡山城主・筒井順慶の母に当たります。
ルート
天理駅から、市コミュニティバス「いちょう号」東部線に乗り、「中山田」で降りますが、1日の本数が限られています。天理コミュバスパンフレット1001
車の場合は、名阪国道を東へ進み、福住インターで降ります。インターから北、淨土の三叉路を右へ進むと福住郵便局、福住小学校があります。さらに進むと上山田、中山田、下山田の集落に至ります。蔵輪寺は中山田の集落に所在します。
周りの環境
蔵輪寺は他の民家と同じく、北側のやや低い丘陵上に建てられています。南側の谷部には水田が広がっており、狭い土地を有効に活用する人々の智恵を見ることができます。
ポイント
それほど大きなお寺ではありませんが、周囲の静かさと共に人を包んでくれる暖かさがあります。
アクセスデータ
エリア | 道安の郷コース |
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所在地 | 山田町中山田 |
入館料 | |
駐車場 | なし |
休憩所 | なし |
トイレ | あり |
問合先 | |
WEB |