2019

令和元年開催


全体講評

 四季の美しさ、移り変わりを、その折々の色で表現している作品が多かった。桜のピンク色、銀杏の黄色、ススキの薄茶色。紅葉の赤色。

 また、早朝や夕方の時間帯、我々の時代にしか分からない、懐かしい切干し大根や親子3人、夕景を歩いているなど、ほのぼのした作品もあった。

 時間帯、天気、アングルで、同じように撮影しても、全然印象の違う作品になる。作者の心の中にある心象風景を、絵(写真)の中に落とし込むと、その中に引き込まれるような、もっと、素晴らしい作品になる。

【特別賞】

 天理市長賞『前にならえ』宝本さち子氏

 見たとおり、非常に明るい。

 誰が見ても一目でわかる美しさ、構図の単純さ、それが強い印象を与えると共に、明るい色がいいですね。緑とか赤とか地面の土色とか、色具合がいい。

 鳥がいいですね。ユニークというか、誰かが声をかけて並べたかというほど、綺麗に並んでいる。

 画面の時間のありようが、非常に素晴らしい。美しく仕上っている。これは問題なく、最高賞じゃないでしょうか。

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