竹之内(たけのうち)
武の内と書いた方がよくわかりますが、城の内という意味です。しかしそれは大阪城や郡山城というような城を想像してはいけません。一つの村が堀や藪に囲まれて、文字通り竹の内ともなっています。これはここだけではなく隣りの萱生もよく似ていますし、中世に出来た環濠集落です。川原城と三島には竹の花という小字がありますが、城(たけ)の端(はな)という意味で川原城という城のはしになります。中山・柳本の竹の尻や木堂の竹尻は城の後(しり)、永原・九条の竹の前は城の前、福住にたけの本、長滝に竹の垣内がありますが、この城に関係した地名です。