ここが見どころ 観光スポット
りゅうふくじあと竜福寺跡
弘法大師が再興した寺
竜福寺は、桃尾山蓮華王院(もものおさんれんげおういん)竜福寺と称し、十一面観音菩薩像を本尊とする真言宗高野山派のお寺でした。
「桃尾寺記」によると、奈良時代(和銅年間)に義淵(ぎえん)僧正がこの地に至り、小堂を建てたのが始まりとされています。
竜福寺は義淵が建立した竜蓋寺(岡寺)、竜門寺(廃絶)と共に「大和の三大名刹」「大和三竜寺」と呼ばれていたそうです。
建立から約20年後の天平年間には行基が義淵の後を慕ってこの地を訪れ、堂塔を建立しました。しかし、後にその堂塔は荒廃し、約80年後の天長年間に弘法大師が訪れてその様を嘆き、新しく精舎を興して真言密教の大道場に再興しました。
当時の伽藍は、東西1,100m、南北660mと広大で、16の僧坊がありましたが、明治時代の廃仏毀釈で廃寺となりました。
ルート
天理ダムの西側、桃尾の滝の北側に位置します。「大国見山展望コース」上にあり、桃尾の滝から少し登った場所です。
周りの環境
鬱蒼とした木々に囲まれています。明治時代に廃寺となり、現在、諸堂跡は水田や畑、竹藪などになっており、苔むした石垣や老松が当時の面影を伝えています。
ポイント
現在はかつての阿弥陀堂跡に報親教大親寺の堂が建ち、信仰は今も続いています。
桃尾の滝からしばらく歩きますが、傾斜が急なので、足元にご注意ください。
アクセスデータ
エリア | 大国見山展望コース |
---|---|
所在地 | 滝本町 |
入館料 | |
駐車場 | なし |
休憩所 | なし |
トイレ | なし |
問合先 | |
WEB |