ここが見どころ 観光スポット

ふじのたな

藤の棚

藤の花
道から見た藤棚
石碑と説明版

俳聖 松尾芭蕉が詠んだ藤

 貞享4年(1687年)10月に江戸を発ち、故郷、伊賀上野で越年した松尾芭蕉は、翌年の3月、門下の杜国(とこく・万菊丸)を同道して、吉野、高野、紀伊、大和、須磨、明石を巡り、4月下旬に京に入りました。
 この半年間の旅を綴ったのが「笈(おい)の小文」です。その中には「大和紀行」と呼ばれる部分があり、この地で詠んだ「草臥(くたび)れて 宿かる比(ころ)や 藤の花」の句が載っています。
 奈良から在原寺、桃尾の滝、石上神宮、内山永久寺を見物し、上街道を八木へ向かう途中のことでした。
 休憩場所に藤の花が咲きこぼれているのを見て、旅の疲れを癒され、この句が詠まれたと伝えられています。

ルート

上街道コース沿いに所在します。大和神社から上街道を北へ進むと、三昧田の集落を抜けた所で西向きに直角に曲がります。約200m程進むと右(北側)へ緩くカーブします。このカーブする地点に藤棚は所在します。

周りの環境

集落の南端に位置します。この集落は一つの集落のように見えますが、実は三昧田町と福知堂町に細かく別れていて、藤棚のある場所は福知堂町に属しています。

ポイント

現在、その場所には、句碑や藤棚が設けられ、地元、福知堂町の人々によって大切に維持されています。

アクセスデータ

エリア上街道コース      
所在地福知堂町
入館料
駐車場なし
休憩所あり
トイレなし
問合先
WEB
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