−戦国武将の山城跡へ登る路−


 龍王山へは3つのハイキングルートから登ることができます。天理ダムからのどかな林道をゆくダムルート。崇神天皇陵から龍王山古墳群の中をぬけてゆく崇神ルート。長岳寺の横から尾根道をたどり、奥の院を抜けていく長岳寺ルート。どのルートを組み合わせても、変化にとんだコースを楽しむことができます。
 南城跡のある山頂からの眺めはすばらしく、大和三山を含む奈良盆地を一望することができます。また、条件が整えば大阪湾はもちろん、さらに遠く明石海峡大橋までをも望むことができます。




おおよその距離と所要時間

    天理ダムバス停〜南城跡(龍王山山頂)   →5.3q(1時間40分)
    上長岡バス停〜(長岳寺ルート)〜南城跡(龍王山山頂)
                                 →4q(1時間35分)
    上長岡バス停〜(長岳寺ルート)〜南城跡(龍王山山頂)
                                 →5.5q(1時間45分)



クリックすると拡大版になります
◆イラストマップ
(↑クリックすると拡大版に移動しますが、画像が大きいので時間がかかります。)


⇒PDF版(印刷用)     ⇒縮尺を揃えたマップ


ハイキングマップは、JR天理駅横の天理市観光物産センタートレイルセンター・石上神宮休憩所・市役所内の産業振興課で入手することができます。ただし、コースによっては置いていない場所もありますのでご注意下さい。

このコースのマップは、近畿日本鉄道(近鉄)でもダウンロードすることができます(PDF版)。
 該当のページへは、
 @近鉄HPトップを開く。
 A画面中央にある「お出かけ前にチェック!」コーナーの「散策・ハイキングマップ」をクリック。
 B緑色に白抜きの文字、「てくてくまっぷ」をクリック。
 と、お進みください。

   【奈良-7】北・山の辺の道コース(1)
   【奈良-8】北・山の辺の道コース(2)
   【奈良-9】山の辺の道コース
   【奈良-11】大国見山コース
   【奈良-12】龍王山展望コース

 の5つが天理市関係のマップです。

上へ移動
 

 

 ミニガイド

【龍王山(586m)】
駐車場数台分(ただし、天理ダムからのルートのみ)・トイレ有
 山の辺の道から仰ぎ見る青垣の山々では一番高い山です。
 柿本人麻呂の名歌…『衾道を引手の山に妹を置きて山路を行けば生けりともなし』と、詠まれた「引手の山」は、この龍王山のことといわれています。山頂付近には龍王社が2つあり、雨乞い信仰が行われています。
 また、頂上には、戦国時代の山城跡があり、そこからは奈良盆地を一望することができます。
           ⇒「案内スポット」でもっと詳しく

【龍王山古墳群】

 龍王山の西斜面、標高150〜450mの間に点在する古墳群です。特に崇神ルートに沿った一帯に多くの古墳が散在しています。丸い墳丘の円墳と墳丘を持たない横穴がそれぞれ300基、合わせて600基といわれていますが定かな数字は不明です。これまでの調査で出てきた密度から考えると、さらに増えるものと考えられます。時期は6世紀〜7世紀のものがほとんどで、奈良県で最大級の群集墳です。
          ⇒「案内スポット」でもっと詳しく

【龍王山城跡】
駐車場・トイレ有
 中世の豪族、十市氏が築いた大和を代表する山城の跡です。天文年間(1532〜1555年)、十市遠忠が拠を構え、十市城とも呼ばれました。のちに松永氏・秋山氏が入城し、織田信長の命により廃城となりました。最も高い山頂付近に南城跡、その北尾根に北城跡があり、今でもあちこちに土塁や竪堀の跡が残り、戦国時代の面影がしのばれます。
          ⇒「案内スポット」でもっと詳しく
【天理ダム】
 布留川の上流にある天理ダムは、洪水対策と上水道用水の供給などを目的として、昭和53年12月に完成しました。ダム湖畔には公園や広場が何ヶ所も整備され、市民の憩いの場になっています。特に春ともなると桜が一斉に咲き誇り、県内外から家族連れやグループを中心に数多くの人で賑わいます。
           ⇒「案内スポット」でもっと詳しく
 






 
地域の行事  「ジャンジャン火伝説」

 龍王山城を築いた十市(といち)氏は、室町・戦国時代を通じて大和で活躍した豪族でした。天文年間(1532〜1555)、遠忠(とおただ)の時代にもっとも勢力を伸ばし、龍王山城はこの時期の完成と見られています。しかし隆盛は永く続かず、次の遠勝(とおかつ)の代には大和に進出した松永弾正(まつながだんじょう)久秀に攻められ、永禄11年(1568)ついに龍王山城は松永方の手に落ちてしまいました。
 実際には華々しい戦闘もなく開城したのですが、地元には落城にまつわる悲話がいくつか伝えられ、そのひとつにジャンジャン火伝説があります。
 話の要約は、
 今にも雨が降りそうな夏の夜、龍王山にむかって「ホイホイ」と叫ぶと、城跡の方から火の玉がジャンジャンとうなりをたてて降りてきて、その人を焼き殺しでしまうとか…。
 戦に敗れた十市氏の恨みが、今も残っているのかもしれません。
 田井庄(たいのしょう)町には、ジャンジャン火に襲われた武士が誤って斬ったと伝えられる首斬地蔵が残っています。

上へ移動

「散策の路」トップへ



山の辺の道(南)コース 山の辺の道(北)コース 龍王山歴史と健康の道コース 大国見山展望コース
上街道コース 卑弥呼の里コース はにわの里コース 道安の郷コース