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おばかこふん小墓古墳



木製埴輪が大量に出土した古墳
参考文献:奈良県立橿原考古学研究所編 2001 「大和前方後円墳集成」
現状は削平が激しく、一見しただけでは古墳とわかりませんが、全長約80.5m、後円部の高さ、約7.8mの前方後円墳です。
埋葬施設は横穴式石室と思われますが、不明です。
幅12~30m程の周濠が巡っています。1987年~88年に行われた東側周濠の発掘調査では、円筒・朝顔形・蓋(ふた)形・盾形・靫(ゆき)形・人物・水鳥形・鶏形・動物・家形など多量の埴輪類と、木製の蓋形・盾形・刀形・鉾形・さしば形埴輪などが出土しました。土製の埴輪は墳丘に設置されたの対して、木製の埴輪は周濠上に立てて、祭祀に使用されたものと考えられています。
多量の木製埴輪が出土した例は当時、橿原市の四條古墳しか無く、大変な発見として全国に報道されました。
古墳が築造された時期は6世紀前半(古墳時代後期前半)と考えられています。
ルート
小墓(おばか)古墳は杣之内の集落から南へ約300m程進んだ、やや右手の水田に所在します。すぐ東隣には市の浄水場があり、周濠の一部が敷地となっています。
周りの環境
東から西に延びる低位丘陵上に造られた古墳で、周囲は水田地帯となっています。
ポイント
現在は果樹園として利用されています。東側の道路沿いには西乗鞍古墳が所在しています。
アクセスデータ
エリア | 山の辺の道(南)コース |
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所在地 | 杣之内町 |
入館料 | |
駐車場 | なし |
休憩所 | なし |
トイレ | なし |
問合先 | |
WEB |