ここが見どころ 観光スポット
そまのうちかそうぼ杣之内火葬墓




石上宅嗣を葬ったと推定される墓
検出された墓は8世紀(奈良時代)の火葬墓で、復元すると直径約11mの低い円丘状となります。中央に土坑があり、炭を充填した後に木櫃(きびつ)が納められていました。木櫃の中には火葬骨と銀製のかんざしが収められ、やや離れて海獣葡萄鏡が一面、見つかっています。
当時としては大変高貴な人の墓で、奈良時代に中央官僚として正二位大納言となった石上家嗣(いそのかみのやかつぐ)がその被葬者と考えられています。宅嗣は天応元(西暦781)年に没しています。
ルート
杣之内町から延びる片側一車線の道路を南へ進むと、信号のある交差点にさしかかります。これを過ぎて約300m行くと、左(東側)に別れる道が見えてきます。この三叉路の南には西乗鞍古墳があります。三叉路を東へ曲がり、約400m行くと親里競技場の入口が右手に見えてきます。
周りの環境
競技場の西側には池があり、周囲は丘陵になっています。また、この競技場には野球場とラグビー場があります。野球場は天理高校野球部の練習場となっており、毎日、元気な掛け声が聞こえてきます。
野球場の北側にはラグビー場があり、火葬墓はこのラグビー場内に所在します。
元々、火葬墓は丘陵上に位置していましたが、発掘終了後、周囲が削られたため、小さな山のような景観になっています。
ポイント
現在、周囲は競技場として管理されているため、自由に見学はできませんが、見学可能な日もあります。見学を希望される方は、管理人の方にお願いして見ましょう。
また、海獣葡萄鏡を拡大したレプリカが、天理駅前の広場に展示されています。機会があれば是非、ご覧下さい。
アクセスデータ
エリア | 山の辺の道(南)コース |
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所在地 | 園原町 |
入館料 | |
駐車場 | あり |
休憩所 | あり |
トイレ | あり |
問合先 | |
WEB |