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ここが見どころ 観光スポット

ふすまだりょう・にしとのづかこふん

衾田陵(西殿塚古墳)

遠景
近景
拝所へ行く道
拝所

箸墓の次に造られた大型の古墳

 宮内庁が「衾田陵」に比定している古墳です。丘陵の高い場所に造られた古墳で、拝所からは奈良盆地を一望することができます。
 古墳の規模は全長約230m、後円部径145m、高さ約16m、前方部幅130m、東側墳裾からの高さは11.3mあり、萱生地域では最大の前方後円墳です。
 陵墓として管理されているため、埋葬施設は確認されていませんが、竪穴式石室と考えられています。
 宮内庁は継体天皇の皇后、手白香皇女(たしらかのひめみこ)の陵墓「手白香皇女衾田陵(たしらかのひめみこふすまだのみささぎ)」としていますが、古墳の型式は古く、箸墓の次に造された大型の古墳と考えられています。築造された時期は古墳時代前期前半で、3世紀後半とみられています。
 手白香皇女の墓は、萱生集落の西側(西殿塚古墳から北西約500m)に所在する、西山塚古墳(6世紀初頭)が最も有力視されています。

参考文献:奈良県立橿原考古学研究所編 2001 「大和前方後円墳集成」

ルート

山の辺の道(南)ルート沿いに所在します。萱生の集落を北から抜け、左前方(南東部)を見ると、大きな森が見えてきます。これが西殿塚古墳です。宮内庁の管理する陵墓に指定されており、拝所は古墳の南側にあります。

周りの環境

古墳の周辺は果樹園で、東側には一回り小さな東殿塚古墳が並ぶように所在しています。

ポイント

山の辺の道(南)コースから全体を見ることができます。大きな森のような迫力には圧倒されます。このコース最大の見所かもしれません。一人の墓として、この大きさはとても考えられませんね。盆地の景色と共に山側の景色もお楽しみください。

アクセスデータ

エリア山の辺の道(南)コース      
所在地萱生町・中山町
入館料
駐車場なし
休憩所なし
トイレなし
問合先
WEB
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