ここが見どころ 観光スポット
はたごづかこふん波多子塚古墳
前方部の両側が削られて細長く見える前方後方墳
後方部にきわめて細長い前方部が付く特異な形態の古墳とされてきましたが、1998年の発掘調査と電磁波による探査で、前方部が後世に削られて細くなった前方後方墳であることが判りました。現状で全長約140m、後方部幅約50m、後方墳の高さ約8m、前方部長約90m、前方部の幅約14m、前方部の高さ約4mを測ります。
初期の古墳から出土する「特殊器台型埴輪」が採集され、周濠の発掘調査では、東殿塚古墳と同系譜の埴輪が出土しています。
また、墳丘の石垣に安山岩の板石がたくさん使われていることから、埋葬施設は竪穴式石室とみられています。
築造された時期は古墳時代前期前半(3世紀後半)とみられます。
参考文献:奈良県立橿原考古学研究所編 2001 「大和前方後円墳集成」
ルート
萱生町の集落から北西方向に位置し、山の辺の道(南)ルートから西約100mに所在します。
周りの環境
現状は前方部が果樹園、後方部が畑となっています。古墳は春日断層崖から西へ延びる丘陵を利用して造られており、古墳の周囲は緩斜面を利用した水田となっています。
ポイント
山の辺の道(南)ルート沿いの古墳に近い場所に、案内板が設置されています。そこからは古墳の後方部を見ることができます。
アクセスデータ
エリア | 山の辺の道(南)コース |
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所在地 | 萱生町 |
入館料 | |
駐車場 | なし |
休憩所 | なし |
トイレ | なし |
問合先 | |
WEB |