山の辺の道(南)コース 山の辺の道(北)コース 龍王山歴史と健康の道コース 大国見山展望コース
上街道コース 卑弥呼の里コース はにわの里コース 道安の郷コース












−訪れる人を古き時代に誘う路−


 奈良盆地の東に連なる美しい青垣の山裾を縫うように続く「山の辺の道」。沿道には今も、記紀・万葉集ゆかりの地名や伝説が残り、神さびた社や古寺、古墳などが次々に現れて、訪れるひとを古代ロマンの世界へといざないます。
 中でも、石上神宮から大神神社までは、二上山や青垣の山々を眺めながら神話と伝説の世界に浸れる、山の辺の道のハイライトコースです。





おおよその距離と所要時間

    天理駅〜桜井駅   →16q(4時間50分)
    天理駅〜三輪駅   →13.8q(3時間55分)
    天理駅〜柳本駅   → 8.8q(2時間45分)

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◆イラストマップ
(↑クリックすると拡大版に移動しますが、画像が大きいので時間がかかります。)


⇒PDF版(印刷用)     ⇒縮尺を揃えたマップ


ハイキングマップは、JR天理駅横の天理市観光物産センター(2017年3月末まで休館)・トレイルセンター(2017年3月末まで休館)・石上神宮休憩所・市役所内の産業振興課で入手することができます。ただし、コースによっては置いていない場所もありますのでご注意下さい。

このコースのマップは、近畿日本鉄道(近鉄)でもダウンロードすることができます(PDF版)。
 該当のページへは、
 @近鉄HPトップを開く。
 A画面中央にある「お出かけ前にチェック!」コーナーの「散策・ハイキングマップ」をクリック。
 B緑色に白抜きの文字、「てくてくまっぷ」をクリック。
 と、お進みください。

   【奈良-7】北・山の辺の道コース(1)
   【奈良-8】北・山の辺の道コース(2)
   【奈良-9】山の辺の道コース
   【奈良-11】大国見山コース
   【奈良-12】龍王山展望コース

 の5つが天理市関係のマップです。

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 ミニガイド

【山の辺の道】
要所にトイレ有
 古墳時代に大和青垣の山裾を縫うように、三輪山の麓から石上神宮の所在する布留を通り、奈良へと通じる道がありました。『日本書紀』では、「山(やま)の辺(べ)の道」と記されています。
 かつての道筋は歴史の中に埋もれ、今では定かではありませんが、記録に残された史跡と伝説を結び、ハイキングコースとして整備されています。
 山の辺の道は、時に山あいの杣道となり、さらには田園の中をゆくのどかな野道となって続きます。奈良盆地の東麓を伸びる道は二上山を望む雄大な景色の一つとなり、皆さんを古代へと誘ってくれることでしょう。
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【石上神宮】
駐車場・トイレ有
 市街地の東山麓、鬱蒼とした杜の中に鎮まるのが石上神宮です。天理駅から山の辺の道(北)コース、(南)コースのいずれに向かうにも、ここが起点となります。
 国宝七支刀をはじめ、白河天皇が皇居の神嘉殿(しんかでん)を寄進されたという拝殿など、多くの貴重な文化財を伝える境内は静寂そのもので、その中を自由に羽ばたく鶏の姿に、古き良き日本の風景を見ることができます。
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【内山永久寺跡】

 永久2(1114)年、鳥羽天皇の勅願により創建されたと伝えられる永久寺は、盛時には五町四方の寺域と五十余の堂塔を有し、「関西の日光」と呼ばれるほどの大寺院でした。しかし、明治時代の廃仏毀釈によってすべて失われ、貴重な寺宝も散逸してしまいました。今ではわずかに本堂池だけがその面影を残しているだけです。山の辺の道に沿うこの池は、桜の季節になると栄華を思い出させるかのように花が咲き誇り、ハイカーの間ではベストショットの場所として有名です。
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【竹之内と萱生の環濠集落】
 南北朝時代から筒井順慶による統一まで大和の戦国乱世は長く、人々は自衛のために、村の周囲に濠をめぐらして外敵を防ぎました。これが奈良盆地に多く見られる環濠集落です。竹之内や萱生の集落には、今も濠の一部と竹やぶが残り、昔の面影をとどめています。
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【大和古墳群と衾田陵(西殿塚古墳)】

 大和神社から東方の山麓(萱生町近辺から桜井市の箸墓古墳を含む一帯)は、奈良県でも有数の前方後円墳が所在する地域で、大和(おおやまと)古墳群と呼ばれています。
 古墳群は3つの支群からなります。北側から萱生古墳群、柳本古墳群、纒向古墳群です。
 萱生古墳群には、衾田陵(別名、西殿塚古墳や中山大塚古墳・下池山古墳山古墳があり、柳本古墳群には崇神天皇陵、景行天皇陵、黒塚古墳があります。
 纒向古墳群は桜井市に位置し、箸墓、ホケノ山古墳があります。
 この古墳群には古い(4世紀初め)の前方後円墳がたくさんあり、「ヤマト王権」成立期に主要な地位を占めた人達の墓と考えられています。
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【長岳寺】
駐車場・トイレ有
 春のつつじや秋の紅葉と、四季折々に美しいたたずまいをみせる長岳寺は、天長元(824)年、淳和天皇の勅願によって空海(弘法大師)が開いたと伝えられる名刹で、俗に釜ノ口(かまのくち)のお大師さんとして親しまれています。中世の盛時には、広大な寺領と堂坊を有し、真言密教の大道場として知られていました。廃仏毀釈でさびれたものの、わが国最古の玉眼仏である本尊の阿弥陀三尊像をはじめ、貴重な文化財がよく伝えられています。
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【崇神天皇陵(行燈山古墳)】

 大和朝廷の創始者とされる第10代崇神天皇の陵墓とされています。字の名を取って、行燈山古墳とも言います。全長は242mの前方後円墳で周濠が巡り、大和平野が一望できる場所に立地しています。築造時期は4世紀後半の始め頃です。
 この古墳の東に隣接する櫛山(くしやま)古墳は、双方中円墳というめずらしい墳形をした古墳で、史跡に指定されています。
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【景行天皇陵(渋谷向山古墳)】
 字の名を取って渋谷向山古墳とも呼びます。日本武尊(やまとたけるのみこと)の父と伝えられる第12代景行天皇の陵墓とされています。4世紀後半の前方後円墳で、全長は300mで、4世紀の古墳としてはわが国で最大の規模を誇ります。
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【黒塚古墳】
 駐車場・トイレ有
 大和(おおやまと)古墳群に属し、崇神天皇陵の西側に所在します。全長130mの前方後円墳で、市街地に位置する公園として市民に広く活用されてきました。
 平成9(1997)年に発掘調査が行われ、33面の三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう−卑弥呼が魏の皇帝からもらったと考えられている鏡)の他、多くの遺物が、石室から埋葬当時のままで出土しました。古代から何度も盗掘を受けていますが、地震で崩壊した石室に守られ、当時のままで見つかりました。
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【桧原神社】
 三輪山の麓にあり、元伊勢とも呼ばれています。三輪山を御神体としているので社殿はなく、瑞垣の中に珍しい三ツ鳥居(三輪鳥居)がポツンと建っているだけです。西側には柿畑や桃畑が広がり、鳥居の間から望む二上山への落日は大変きれいです。

【大神神社】
 秀麗な三輪山を御神体とする神社で、日本で最も古い神社のひとつに数えられています。三輪明神の名で知られ、酒の神・薬の神として業界の尊崇も厚いものがあります。拝殿の奥、禁足地との堺には、独特の三ツ鳥居が建ち、歴史の古さが感じられます。





 発見コラム  「謎の3世紀 邪馬台国はどこに?」

畿内か九州か。
 今もその所在地をめぐって論争が続く邪馬台国(やまたいこく)だが、天理市と桜井市にまたがる三輪山麓の一帯は、畿内説の中でも最も有力な候補地の一つです。

 ここには、箸墓(はしはか)、崇神(すじん)・景行(けいこう)両天皇陵に代表される巨大な前方後円墳をはじめ、古墳発生期の謎を秘めた初期・前期の古墳が集中しています。その中の一つ、黒塚古墳の発掘調査では石室から、卑弥呼(ひみこ)の鏡と呼ばれる「三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)」が33面も出土しました。
 隣接する纒向遺跡では、神殿風の建物跡や精巧な給水施設などが検出され、さらに全国から運ばれた多数の土器も出土し、古墳時代初頭の大都市だったことがわかってきました。
 これは3世紀末、すでにこの一帯に全国的な交易圏と強大な権力をもつ古代政権が成立していたことを物語っています。
 女王卑弥呼の墓の可能性が高いとされる「箸墓」。昼は人が造り、夜は神が造ったと「日本書紀」には記されていますが、最近の発掘調査によって、3世紀末頃に築造されたものとされました。
 この時期は、卑弥呼の後継者、壱与(いよ)の時代にあたります。
 邪馬台国はどこに?結論は今後の研究成果を待たなければなりませんが、いずれにせよこの地域が、古墳の発生と古代ヤマト王権誕生の地、いいかえれば統一国家形成の初現に深くかかわっていることは確かです。弥生時代と古墳時代をつなぐ「謎の3世紀」。その研究が黒塚古墳の調査成果により、大きく前進し、謎が解明される日もそう遠くないかもしれません。

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